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競争法を勉強中。

日本人学者の論文が米最高裁判決で引用されるとは。。。

反トラスト法のセミナーの予習のために、最高裁判決であるAmerican Needle を読んでいたところ、法廷意見において、Shishido, Conflicts of Interest and Fiduciary Duties in the Operation of a Joint Venture, 39 Hastings L. J. 63, 69-81 (1987)とする引用を発見した。

もしやと思って調べてみたところ、やはり一橋大学の宍戸善一先生が記された論文ということで間違いない。いや、正直すごくないかこれ。

外国の一流の法律家がその公的な文書において引用するに値すると判断したという事実が、その論文の内容を保障し、かつその価値を高めるものであるということは間違いない。

権威主義的な姿勢を是とするつもりはないが、こういう高みを目指したいものである。