八田ミクロⅠ
ようやく読み終えた。分からないなりに、まずは読み通すことを目標としたので、情報を整理しながら、もう一度読むことが必要と思う。
ミクロ経済学〈1〉市場の失敗と政府の失敗への対策 (プログレッシブ経済学シリーズ)
- 作者: 八田達夫
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
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この本を読んだことによる第一の収穫は、反トラスト法の授業で沢山出てくるグラフには、ほんの少しの経済学の概念しか使われていないんだなと分かったしたことである。
第二の収穫は、ミクロ経済学という分野が予想を超えて面白く、また難しそうだと実感したことである。八田先生の本には数式らしい数式がほとんど出てこないので、数学から遠く離れていた私にもかなり取っ付きやすかったが、なんでこうなるんだろう、とロジックを理解し納得するのに時間がかかることも多かった(もっとも、これは個人差があるだろう。)。
この本を読み終えて、公共政策の経済学の授業を取るか、だいぶ悩んだが、キャンパスがかなり離れていること、他に取りたい授業とかぶってしまっていることも考慮し、結局独学で勉強を続けることに決めた。
今後、日本から到着予定の本は、以下の2冊である。
複数の経済学部出身者に尋ねてみた結果、多くの人が(噂の)神取ミクロを薦めてくれたが、自分の初心者ぶりを考慮し、その前に矢野ミクロでも読んでおいたら、という意見もあったので、それに従うことにした。
相変わらず時間はないが、後期の授業においても、ミクロ経済学の理解が求められる授業を取る予定なので、きちんと時間を取って、理解できることを増やしていきたいものである。