4:59

競争法を勉強中。

Add and Drop

大方のアメリカのロースクールでは、授業の本登録前に、1週間いろいろな授業を見て回ってよいという仕組みが採用されている。内容も分からないのに登録して、納得いかない授業に出続けなきゃいけないのは辛いから、というのがその理由。こっちのロースクールの学費はハンパなく高いしね。

日本のロースクールには、こんな制度はなかったように記憶している。初回の授業で、この教授は無理だと直感した少年法の講義についてしょっぱい成績が来たことを思い返して、やっぱり理不尽だなと思う。

ということで、通常の学生と同様、いろいろな授業を見て回ってきた。シラバスには大層なことを書いてあるくせに、初回から思いつきでイベントトークみたいな授業に終始する教授もいれば、大事なところを基礎的なところから本当に分かりやすく丁寧に説明する教授もいるし、本当にいろいろ。

一つ思ったこと。興味が大してないくせに、視野を広げるとかいうざっくりした理由で、門外漢の分野に飛び込むのは、ロースクールにおいては得策ではない。なぜかといえば、テストは一般的にcompetitiveだし、教材が必ずしもそろっている訳でもないから、自分で独自にフォローしようと思ってもなかなか難しいからである。また、リスニングの正確さが、自分の興味のレベルと比例するというのは、おそらく留学生皆が経験則として持っているところだと思う。

目的意識を持って、その科目の履修が自分にどう生きるのかを考えた上で、ぴんとこないというのであれば、その科目は避けた方が、他の科目へのマイナスの波及効果を抑える観点からも、良いと思う。

個人的には、今日で完全に授業スケジュールが固まった。辛くも楽しくなりそうだと、わくわくしている。