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競争法を勉強中。

ケースブック

去年に引き続き、反トラスト法を履修しているが、先生が違うこともあり、今年は異なるケースブックを使用して授業に臨んでいる。

驚くのは、その内容の違いである。去年の使ったケースブックは、基本的には判例の抜粋だらけで、ある意味入学前から想像していたとおりの内容であった。ところが、今年使っているケースブックは、執筆者の解説が非常に多い。特に、判例の分析とは直接関係のない経済学の基本や、法律の成り立ちに関する説明が、至るところに顔を出す。

個人的には、今年のケースブックの方が遥かに好きである。理由は単純で、理解しやすいし、飽きないから。こういうことをいうと、古い世代のアメリカンロイヤー達は、「近頃の若い奴らは。。。」と苦虫を噛み潰したような表情を見せるかもしれないが、しかし、効率的に、しかも興味を持ってその科目を学べるのであれば、それに越したことはない。

去年だって、結局教授の執筆した解説書みたいな本の購入が必須だと言われたし、結局ケースブックのみで学期を乗り切った人はいないんじゃないかと思う。

週二日の授業に合わせてそれなりに真面目に読んでいたら、既に250ページ以上を消化していることに気付いた。本当は、関連する論文(教授が紹介してくれる)も読みたいのだが、私の英語力では、そこまではいけない。学期の終盤には、ケースブックの内容を消化した上で、アドバンスな事項へ手を伸ばせるとよいのだが。。。